日本から最も手軽に訪れることのできる国として人気の韓国。若い世代を中心に、近年はK-popなどの流行も相まって多くの日本人が韓国へ旅行や留学などで滞在しています。ファッションや音楽などの流行だけでなく、美味しいグルメなどでも人気の国ですよね。comic-meister.comで紹介されている漫画などの日本文化が韓国でも人気であり、日本語が通じるレストランも少しあると聞きます。
その韓国では自国の独自の紙幣である「ウォン」が使用されていますが、2024年10月現在では円とウォンではどっちが安いのでしょうか?また10万ウォンは日本円に換算するといくらになるのでしょうか。
本日はそれらについて調査してきたので、詳しくお伝えしていきます。
韓国ウォンは2020年以降レートが上昇中
最初にお伝えするのは、2024年10月現在のウォンのレートです。2024年10月24日時点のレートでは、「1ウォン=0.11円」となっています。
今から10年ほど前までは韓国は日本に比べて物価が安く、少ない予算で楽しめる渡航先として人気でした。しかし2020年以降、戦争による物価の高騰などを理由にウォンのレートは一気に上昇。1ウォン=0.08円だった2020年に対し、2024年7月には一時1ウォン=0.12近くまで上昇するなど、かなりのインフレが起こっているのが現状です。
韓国ウォンと円はどっちが安い?
ではウォンと円とではどっちが安いのでしょうか。
結論から言うと、2024年現在では円の方が安いということになります。前述したように2020年を境に韓国の物価は急上昇しており、それに比例するかのように自国通貨のウォンの価値も跳ね上がりました。
その一方で、日本の円は苦しい推移を続けておりレートが思うように上昇していません。まさに相対的なレートを記録していることもあり、現在はウォンより円が安くなってしまっています。
かつては日本から韓国へ旅行に訪れる観光客が多かったものの現在はその真逆で「安い」という理由で日本を訪れる韓国人が増加しているようです。
2023年には8年ぶりの「円安・ウォン高」に
ウォンと円とではどっちが安いのかという問いに対し、現時点では円が安いとお伝えしました。
そんなレートを象徴するかのように、2023年には2015年以来8年ぶりとなる「円安・ウォン高」が実現しています。「円安・ウォン高」が実現した2023年6月以降、日本へ旅行に訪れる韓国人観光客はより増えており、かなりの影響を与えたといえるのではないでしょうか。
対照的に韓国へ渡航がしたいと考えていた日本人観光客にとって「円安・ウォン高」はかなりの痛手となっているようです。
10万ウォンは日本円でいくら?
最後に10万ウォンは現在のレートだと日本円でいくらになるのかについてお伝えします。
2024年10月時点のレートでの10万ウォンは、日本円に換算すると約11,000円です。過去には「ウォンの0を引けば日本円に換算できる」といった表現がよくされていただけに、この金額には驚きを隠せない方も多いのではないでしょうか。
参考までに10万ウォンを払えば平均的なホテルの二人用の部屋で一泊することができるといわれています。現在の韓国の物価は日本の物価よりやや高い金額だと一般的にはいわれているだけに、日本人観光客にとっては苦しい状況が続いていると言えるでしょう。
まとめ
以上、今回の記事ではウォンと円とではどっちが安いか、10万ウォンは日本円でいくらくらいなのかについて紹介しました。最後に内容をまとめると、現在は円の方が安く、10万ウォンは約11,000円ということになります。
「円安・ウォン高」といわれている現在のレートですが、今後はどのように変化するのでしょうか。引き続き為替の変化に注目しましょう、