最近では副業として投資を始めている人も多いFX。これからFXを始めようと考えている初心者もいるのではないでしょうか。KPOP starは詳しいけどFXに関してはわからない専門用語も多く困っている人もいると思います。今回この記事では、FXの「両建て」について解説していきます。
FXの両建てとは
両建てとは、同じ通貨ペアで「買い」と「売り」両方のポジションを保有することを言います。保有している通貨ペアの相場が上昇すれば買いポジションを決済し、相場が下がれば売りポジションを決済し利益を確保します。両建てによって相場変動による損失が大きくなる前に一時的に防ぐことが可能です。FXでは相場変動した際に元の相場に戻ることが良くあります。両建てを実施することで、ポジションをすぐに決済したくない時に有効です。
両建てのメリットを紹介
FXで両建てを利用するメリットを紹介します。
損失の拡大を防げる
両建てすることで、大きなイベントなどによって相場が急変した際のリスクヘッジが可能です。買いポジションを保有した後、相場が下落すると含み損が発生し、拡大していきます。この時に売りポジションを保有することで、含み益が発生し損失の拡大が防げます。
課税を翌年に遅らせたい時に有効
両建てをすることで課税を翌年に遅らせることが可能です。確定申告している人はご存じだと思いますが、日本では1月1日から12月31日までに発生した利益が課税の対象となります。含み益の状態では課税対象とならないため、両建てによって含み益の減少を減らしつつ翌年まで繰り越すことが可能です。会社員など副業で投資している人は、年間20万円以上の利益で確定申告しなくてはいけません。例えば12月時点で利益が19万円の時、両建てで翌年まで繰り越すことで、利益を固定しながら含み益を翌年に持ち越せます。
タイミングによってはどちらの注文も利益にできる
両建てによって保有した「買い」と「売り」両ポジションが、どちらも利益になるタイミングまで待つことで、どちらの注文も利確可能です。しかし、どちらも利確できる可能性は低く、相場の動きが運よく動いた時に限ります。狙って出来ることではないので、どちらも利確できた時は、運が良かったと考えましょう。
両建てのデメリットを紹介
FXで両建てするデメリットについて紹介します。
取引コストが大きくなる
両建てをする場合は、「買い」と「売り」のポジションを両方保有するため、スプレッドは2倍になります。スプレッドが大きくなりやすい時間帯で両建てすると、コストによって利益が狙いにくくなってしまいます。
マイナススワップの発生
両建てを長く続けることで、マイナススワップが大きくなる可能性があります。スワップポイントとは、通貨を交換する際に生じる金利差で発生。金利が低い通貨を売却し、金利の高い通貨を購入した際は買いポジションを保有している間スワップポイントを利益として得られます。
逆に、金利の高い通貨を売却し金利が安い通貨を保有した際は、マイナススワップが発生。両建ての場合、プラススワップとマイナススワップで相殺するため、利益が残ることはほぼ無いですが、マイナススワップが大きくなり損失が出る場合があります。
何故両建ては禁止されているのか
投資家の意思によって行われる両建て取引は禁止されていませんが、FX会社が両建てを勧めることは禁止になっています。その理由とは「取引コストの二重負担」や「スワップポイントがマイナスになる可能性」など経済的に合理性を欠く恐れがあるからと言われています。
まとめ
今回は、FXの両建てについて解説しました。「買い」と「売り」どちらのポジションを保有することで損失を抑える方法として使用されている両建て。取引コストが大きくなることや、マイナススワップが発生する点から多くのFX会社では両建ては推奨されていません。FX会社によっては禁止されている所もあるので注意しましょう。年末などで税金を翌年に繰り越したいと考えている人は、両建てを実施してみてはいかがでしょうか。