SNSやYouTube動画などで自身の投資手法を紹介している人も多い投資家。SNSなどと見てどのような人物か気になる人もいるのではないでしょうか。今回この記事では、ヤーマンという名称で親しまれている投資家「山下拓馬」について解説していきます。
ヤーマンという投資家は何者?
ヤーマンとは、日本の投資家で本名は山下拓馬(やましたたくま)です。美容サロン「CIEL」や焼き芋専門店「芋ぴっぴ。」のオーナーを務める経営者でもあります。
大学卒業後は証券会社に入社し、その後個人投資家に転身。200万円を元手に始めた投資は、1年間で5000万円を達成しています。現在は億トレーダーとして投資活動を続けながら多くの企業を手掛けています。
経歴
ヤーマンの経歴は以下の通りです。
- 1985年:石川県で生まれる。
- 2008年:名古屋の大学卒業後、大阪の証券会社に就職する。
- 2012年:証券会社を退職し、個人投資家に転身する。「ヤーマン」と名乗り証券会社で講師を務める。
- 2014年4月:OXY株式会社を設立する。
- 2015年6月:大阪市に美容サロン「CIEL」を展開する。
- 2021年3月:愛媛県松山市に焼き芋専門店「芋ぴっぴ。」をオープンする。
- 2024年12月:YouTubeチャンネル「ヤーマンの日本1学べるデイトレチャンネル」を開設。
美容サロン「CIEL」とは
2015年6月に大阪市に展開した美容サロン「CIEL」は、ヤンマーが設立した企業「OXY株式会社」が運営しています。2025年8月現在、CIELは本州から沖縄まで全国に展開しており店舗数は51となっています。
美容サロン「CIEL」ではカウンセリングを重視しスタイルを提案。「価格以上の技術と接客で、全てのお客様を笑顔に」をモットーに客が理想とするヘアスタイルを実現しています。
焼き芋専門店「芋ぴっぴ。」とは
2021年3月に愛媛県でオープンした焼き芋専門店「芋ぴっぴ。」は、2025年8月現在は東京や九州などに9店舗まで展開しています。
3ヶ月の熟成期間で作られた「熟成焼き芋」や「干し焼き芋」「芋チップ」などが販売されており、熟成焼き芋は冷やしても美味しく食べられます。
焼き芋は、オンライン通販でも購入可能。ヒルナンデスなどのテレビ番組でも取り扱われており、美味しいと評判です。
ヤーマンの資産について紹介
ヤーマンは資産について公表していないため、現在の総資産額は不明です。しかし、2019年時点で年商25億円と言われており、現在の店舗数は当時に比べて倍以上に拡大しています。そのため、単純に考えると年商は50億円以上になるでしょう。コロナ禍の不況を考えても、ヤーマンの総資産額は200億円以上あるのではないかと予想します。
ヤーマンの投資遍歴や投資手法を紹介
ヤーマンこと山下拓馬の投資遍歴や手法を紹介します。
新興株のデイトレードで勝負
ヤーマンはほぼ新興株のデイトレードのみで投資しています。新興株を狙う理由としては「値動きが大きく、機関投資家が少なく個人投資家の心理が株価に反映されやすいため、値動きが読みやすい」と話しています。
連動銘柄を購入
基本的に値動きが似ている連動銘柄で判断して銘柄を購入しています。連動銘柄とは、同じような値動きをする傾向を持つ同じ業種や株式テーマの銘柄です。連動性を利用して、価値が上昇した銘柄と関連する銘柄を先回りして購入して利益を出しています。
連動銘柄の見つけ方は、引け後に値上がり率ランキングをチェック。上位の銘柄の業種やテーマから関連性が高い連動銘柄を監視対象にします。使用している7つのモニターで銘柄を監視して値上がりする銘柄を見つけ出します。
バイオ関連銘柄で大きく利益を上げる
ヤーマンはバイオ関連の銘柄を得意としており、元手の200万を1年間で5000万円にした多くはバイオ関連の銘柄と言われています。
バイオ関連の銘柄では、がん治療関連の銘柄や新柄コロナウイルスの際もPCR検査薬関連の銘柄に注目。当時はバイオ関連の銘柄が1つ急騰することで、すぐに関連銘柄の株価が上昇するという傾向がありました。
小型株を取引きすることが多い
ヤーマンは、時価総額100億円前後の小型株を取引することが多いと言われています。ポラリティが高い小型株を好んでおり、暴落や暴騰している銘柄を取引することが多いそうです。実際にそのような銘柄を購入するか判断するのはX(旧Twitter)やYahoo!ファイナンスの掲示板などから情報を得て判断していると話しています。
板読みを重視した取引
ヤーマンは、取引する際にテクニカル指標は移動平均線とポリジャーバンドの2つしか使用しないと言われています。1日当たりの株価の動きを確認し、全体の流れを理解したら板情報を見て取引するかを判断することが多いそうです。チャートを見るよりも板読みでの判断が優れていることから、多くの利益を出せているのでしょう。
また、「負けた時だけでなく勝った時も売買を見直している」と過去のインタビューで話しています。大きな利益を上げた時も一喜一憂せず、常に売買を見直して取引しているそうです。
損失50万円で損切り
ヤーマンは過去に投資に失敗していることも明かしています。その時は資産額が3000万円を超えていた頃、空売りで失敗し800万円のマイナスになったそうです。投資額が大きくなるまで通用していたやり方を見直し、1銘柄当たりの損失が50万円を超えたら必ず損切りするようにしていると話しています。
ヤーマンはYouTubeでも活動
ヤーマンは2024年12月にYouTubeチャンネル「ヤーマンの日本1学べるデイトレチャンネル」を開設。開設から数ヶ月でチャンネル登録者数は3万人を超えています。投稿している動画は、資金100万円から利益50万円を目指すことを挑戦する動画や、デイトレード初心者に向けた戦略や銘柄の選び方などを解説しています。
今後も様々な情報を発信していくと思うので、興味のある方はチャンネル登録してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、ヤーマンとして投資家で活躍している山下拓馬について解説しました。務めていた会社を辞めて、生活費を稼ぐためにバイトしながら投資活動を行っていたヤーマン。200万円を元手にデイトレードで多くの資産を獲得しています。
ヤーマンはYouTubeチャンネルを開設し、自身の投資手法などを紹介しています。興味のある方は、この機会にチャンネル登録してみてはいかがでしょうか。