本業だけでなく、副業としてFXや株に投資している人も多い昨今。まだ投資を始めたばかりの初心者もいると思います。FXや株などの投資には「ナンピン買い」と呼ばれる投資方法があることをご存じでしょうか。
「ナンピン買いって何?」「ナンピン買いってダメな方法なの?」「ナンピン買いのメリット・デメリットを教えて」といった方に向けて、この記事で解説していきます。
この記事を読むことで、「ナンピン買い」についてわかります。是非、最後まで読んでみてください。
ナンピン買いとは
ナンピン買いとは、保有ポジションが下落している時に同じポジションの買い増しを行い、平均取得単価を抑える投資手法です。平均取得単価を抑えることで損失の解消や多くの利益を得られます。しかし、予想が外れて下落し続けると損失額が大きくなるので、リスクが大きい分リターンも大きい手法です。ナンピンは、江戸時代に生まれた業界用語です。漢字で「難平」と書き、損失が起きている状態を平らにする意味を持っています。
ナンピン買いがダメと言われる理由
ナンピン買いは、「初心者にとって難易度やリスクが高い」という点がダメと言われる理由です。下落している相場が反転して上昇すれば大きな収益を得られますが、反転せずに下落を続けた場合は損失が大きくなります。そのため、FX初心者には推奨されていない投資手法です。
ナンピン買いのメリット
ナンピン買いする時のメリットを2つ紹介します。
損失を減らす可能性が高まる
ナンピン買いすることで、平均取得単価を抑えられるため、損失を減らす可能性が高まります。例えば100円で1ロット分購入した通貨が80円に下落したとします。この際、何もしなければ相場が100円に戻らないと損失は解消されません。80円に下落した同ポジションを買い増しした場合、損益分岐点が90円になり、相場が90円まで上がれば損失が解消されます。相場が反転すれば、回復までの期間が短くなります。
大きな利益を得られることも
ナンピン買いすることで、大きな利益を得られる可能性があります。下落したポジションを購入することで、保有ポジションが多くなり、ポジションが下落時以上の相場に回復した時に利益が大きくなります。
ナンピン買いのデメリット
ナンピン買いのデメリットは、「損失が大きくなる」点です。ナンピン買いによって大きな利益を得られる可能性が高まりますが、下落し続けた際に損失が大きくなります。損失が大きくなりすぎてしまうと、強制ロスカットが発生する可能性があるので慎重に資産管理しないといけません。また、含み損を抱えることで精神的負担がかかってしまうのもデメリットの1つです。
ナンピン買いする場合の注意点
ナンピン買いする際の注意点を紹介します。
資産管理を行う
ナンピン買いする場合、資産管理を慎重に行い証拠金維持率を管理するよう注意しましょう。余裕を持った証拠金を用意し、計画的にポジションを増やすことで強制ロスカットが発生する危険性を減らせます。
冷静に損切りする
ナンピン買いする場合は事前に損切りするルールを決め、損失が許容値を超えた場合は冷静に損切りするよう注意しましょう。ルールは損失額や値幅で決めると良いでしょう。感情に囚われず冷静に損切りすることで、長い目で見て安定した利益増加を目指せます。
まとめ
今回は、投資手法「ナンピン買い」について解説しました。保有ポジションが下落した際に、ポジションを買い足して平均取得単価を下げる「ナンピン買い」。損失ポジションを追加することから、下落から反転しない場合は大きな損失となるので注意しましょう。net-entame.comで紹介されているネットで生きている人たちの中にももしかしたらFXで上手くいっている人もいるかもしれませんが、成功した時は大きな利益が見込めるハイリスクハイリターンなので、余裕をもって投資できる人は「ナンピン買い」を試してみてはいかがでしょうか。