テレビやYouTubeのニュース番組を見ていると、よく目にする円安や円高。詳しくはわからないけど、気になる人もいるのではないでしょうか。
「円高と円安はどっちがいいの？」「円高と円安についてそれぞれ教えて」「円高と円安のメリットが知りたい」といった方に向けて、今回この記事で解説していきます。この記事を読むことで「円高」や「円安」についてわかります。ぜひ、最後まで読んでみてください。
円高と円安はどっちがいい？
円高と円安どちらが良いかは、消費者と企業によって異なります。先に結論から言うと私たち消費者は円高の方が良いでしょう。
消費者は円高の方が良い
私たち消費者側は、円高の方が良いでしょう。円の価値が高くなることで、海外から輸入する商品価格が下がります。海外から輸入するバナナや牛肉など食品が安くなることで、少し食費が減らせます。海外で製造している部品なども安くなることからパソコンなどの電化製品も購入しやすくなることが予想されます。また、海外旅行や留学にも円高は最適で、渡航費や海外での生活費を抑えられます。生活の負担が減り、海外旅行や留学費用が抑えられることから、消費者は円高が良いと言えます。
企業は円安の方が良い
日本から海外への輸出量が増えることから、輸出がメインの企業側は円安の方が良くなります。円の価値が下がると、海外で日本製品が安くなるため、購入者が増加。結果、日本から海外への輸出量が多くなります。輸出企業は売上が増え、利益向上や雇用の増加に繋がります。また、海外からの観光客が増えるため、日本の観光業や宿泊施設なども恩恵を受けます。
円高・円安とは
円高とは、ドルやユーロなどの海外通貨の価値に比べて、円の価値が高くなることです。円安は、海外通貨の価値に比べて円の価値が低くなります。また、経済においてバランスを保つために政府や中央銀行が市場に介入して調整を行います。円安が進みすぎた場合は、日本円を購入することで円高を促進。円高に進みすぎた場合は、円を売りだして円安を促進します。
覚え方
円高と円安はやや複雑なため、把握するのに混乱する人もいるのではないでしょうか。
例えば、1ドル100円が200円になった時、100円玉が2枚必要です。100円玉1枚の価値が0.5ドルに下がることから円安になります。逆に1ドル200円から100円になった時、100円玉1枚の価値が1ドルに上がることから円高になります。
イメージしにくい人は、シンプルに「1ドルに対して円が減ったら円高」「1ドルに対して円が増えたら円安」と覚えても良いでしょう。
円高や円安のメリット・デメリットを紹介
円高や円安のメリット・デメリットをそれぞれ一覧で紹介します。
| メリット | デメリット | |
| 円高 | 海外からの輸入品が安く購入できる海外旅行の費用を抑えられる日本の輸入企業の業績が良くなる | 海外で日本製品が売れにくくなるため、日本の輸出企業の業績が落ち込む日本に来る海外観光客が減る株や通貨などの海外資産の価値が下がる |
| 円安 | 海外で日本製品が売れるため、日本の輸出企業の業績が良くなる海外観光客が増えるため観光業や宿泊施設などの業績が良くなる株や通貨などの海外資産の価値が上がる | 海外からの輸入品が高くなる海外旅行・海外留学の費用が高くなる日本の輸入企業の業績が落ち込む |
まとめ
今回は、円高と円安について解説しました。一般消費者目線では、輸入品が安くなることから円高の方が良く、企業目線では、輸出企業や観光業の業績が良くなるため円安の方が良いと言われています。2024年まで円安が続いている日本ですが、2025年は「年末にかけて緩やかに円高になっていくのではないか」と多くの専門家が話しています。高価な海外製品を購入しようと考えている人は、k-bys.workで麻雀でも勉強し友達と勝負するくらいにし、少し様子を見ても良いかもしれませんね。今までニュースを見てもわからなかった経済が少しわかるようになると思うので、円高や円安について学んでおきましょう。
