本業の投資家だけでなく、副業として購入している人も多い株式投資。副業として始めたばかりの初心者もいるのではないでしょうか。今回、この記事では株式投資の注文方法「指値注文」について紹介します。
「指値注文って何なの?」「逆指値注文との違いが知りたい」「株を買う際の注文方法は他にある?」といった方に向けて、この記事で解説していきます。
この記事を読むことで株式投資の「指値注文」についてわかります。是非、最後まで読んでみてください。
指値注文とは
指値注文とは、株式購入時に「何円」で「何株」購入するかを指定する注文方法です。希望価格で売買できるため、成行注文と比べて価格の変動による影響を避けることができます。購入時は株価が「指定値以下」で注文成立し、売却時は「指定値以上」で注文が成立します。
指値注文のメリット
指値注文のメリットは、「自分が希望した価格で取引できる」点です。成行注文では、想定外の価格で売買成立してしまうという恐れがあります。指値注文によって想定外の値段になるというリスクを避けられます。また、注文を出せば自動的に取引が行われるというメリットもあります。
指値注文のデメリット
指値注文のデメリットは、「購入や損切りのタイミングを逃すことがある」点です。指値注文では、指定の値を到達しない限り注文が成立しません。例えば「もう少し株価が下がってから購入したい」と思い、指値注文を行ったとします。しかし、指値まで株価が下がらず、逆に株価が上がってしまった際に安く購入できるチャンスを逃してしまいます。売却時も同様に、株価が指値に届かず下がり続けた場合に損失が広がってしまいます。
逆指値注文との違い
「指値注文」と「逆指値注文」の違いを紹介します。
逆指値注文とは
逆指値注文とは、その名の通り指値注文と逆の注文方式です。購入時は株価が「指定値以上」で注文成立し、売却時は「指値以下」で注文が成立します。逆指値注文を使用することで買い時や損切りのタイミングを逃さないようにできます。
違いを一覧で紹介
「指値注文」と「逆指値注文」の違いは以下の通りです。
購入 | 売却 | 利用シーン | |
指値注文 | 指値より価格が下降した際に購入 | 指値より価格が上昇した際に売却 | 現在価格よりも低い価格でお得に購入したい時 より高い価格で売却したい時 |
逆指値注文 | 指値より価格が上昇した際に購入 | 指値より価格が下降した際に売却 | 株価の上昇局面で購入したい時 指値で損切りしたい時 |
他の注文方法を紹介
指値以外の注文方法を紹介します。
成行注文
成行注文とは、注文時に金額を指定しない注文方法です。注文したタイミングの市場価格で株の売買が行われるため素早い取引が可能です。購入時は最も安い売気配値で購入し、売却時は最も高い買気配値で成約します。素早い取引ができる代わりに、想定外の価格で売買される可能性があるので注意が必要な注文方法です。価格に拘らない緊急時などで売買したい時に利用します。
不成注文
不成注文は、指値注文が約定できなかった時に前場、後場の最後の売買(引け)で自動的に成行注文に変更する注文方法です。証券会社によって呼び方は異なり「不正来引け成行」「指成注文」と呼ばれています。基本的に指値注文のオプションとして不成注文が利用できます。
まとめ
今回は、株式投資における「指値注文」について解説しました。指値注文を利用することで、自分が指定した価格で取引可能です。また、注文を出せば自動的に取引が行われます。デメリットとしては「購入や損切りのタイミングを逃すことがある」点です。そのため、買い時価格や損切り価格を設定する「逆指値注文」と併用することをオススメします。g-salmon.comではまだ話題の「アレ」に上がっていませんが、興味のある方はこの機会に話題になりつつある株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。