今や専業投資家だけでなく、副業として投資している人も多いFX。これからFXを始めようと思っている人や、始めたばかりという人もいるのではないでしょうか。今回、この記事ではFXの取引単位「pips」について紹介します。「『pips』って何?」「『pips』で損益の計算方法が知りたい」「『pips』を求める計算ツールはあるの?」といった方に向けて、この記事で解説していきます。
この記事を読むことでFXの取引単位「pips」についてわかります。是非、最後まで読んでみてください。
FXのpipsとは
FXの「pips」とは、FXで使用する通貨の共通単位です。様々な種類の通貨で取引を行うFXでは、各種通貨の単位に合わせるとバラバラになってしまいます。そこで、「pips」を共通単位にすることで単位が異なる通貨でも変動幅が表せます。「pip」は「percentage in point」の頭文字を取って表したもので、複数形の「pips」として利用されています。
1pipsあたりの価格は通貨によって異なる
1pips辺りの金額は使用するFX会社や通貨ペアによって違います。「米ドル/円」や「ユーロ/円」などのクロス通貨ペアの場合、0.01円が1pips。「ポンド/ドル」や「ユーロ/ドル」などのストレート通貨では、1pips辺り0.0001ドルになります。
「pips」を使用した損益計算方法
「pips」を使用した損益を求める計算式は、「獲得pips数×1pips辺りの金額×取引数量」です。
例えば、1ドルが140円の時に2000ドル分を買い注文し、1ドルが155円の時に売り注文したとします。この時の獲得pips数は15円値上がりしているため「1500pips」です。計算式にこの値を当てはめると「1500pips×0.01円×2000ドル」となり、利益は「30000円」になります。この方法で損益が求められます。
計算ツールを紹介
計算ツールは以下の通りです。それぞれ証拠金やレバレッジ金額、ロスカットの計算なども行えます。一通り触ってみて、使いやすいと思う計算ツールを使用しましょう。
「pips」の注意点
FX取引は、損益額よりもpipsを意識するのが大事と言われています。しかし、pipsだけを意識してしまうと損益額が大きくなり強制ロスカットが発生する場合があります。強制ロスカットが発生しないよう注意しましょう。
多くのFX入門書では、ポジションを購入した価格からpipsがどのくらい離れたかで「利益確定」や「損切り」のルールを決めています。取引量で損益額が大幅に変わるため、初心者は損切り額をpips幅で決めずに、損失を許せる金額から決定しましょう。
初心者におすすめのFX会社を紹介
FX初心者におすすめのFX会社を紹介します。
GMO外貨
GMO外貨では、最小取引単位が1000通貨なので、少額からFX取引を始められます。初心者向けとも言われている米ドル/円を約5000円から取引可能。主要通貨も高スワップなので長期運用にも最適です。
DMM FX
DMM FXはFX取引高2年連続世界1位を記録しているFX会社で、ツール機能やニュース配信が充実しているFX会社です。スプレッドも狭いため短期取引もオススメとなっています。
外為どっとコム
外為どっとコムでは、初心者向け通貨ペア「米ドル/円」や「メキシコペソ/円」のスプレッド幅が0.2銭程となっているため、低コストで始めやすいFX会社です。また、お得なキャンペーンも実施しているので、お得にFX投資が始められます。
まとめ
今回はFXの取引単位「pips」について解説しました。FX会社や取引通貨によって1pips当たりの金額は異なるので事前に確認しましょう。「pips」を利用することで、目先の利益額だけでなく投資効率を読み取れます。利益確定や損切りのラインを「pips」で決めてしまうと、取引量によって莫大な金額になる場合があるので気を付けましょう。
FXを始めたばかりの初心者は、ずっとPCとにらめっこをするのは疲れるので、スカッシュの森でコートを調べてスカッシュで気分転換しつつ、取引を続けながら少しずつ「pips」を意識していくことをオススメします。