債券と株式はどちらも資産を増やすために活用されますが、実は違いがあります。この記事では、初心者向けに債券と株式の違いを解説していきます。投資に興味がある人は、債券や株式の購入を検討しているのではないでしょうか?賢くお金を増やす方法の1つであり社長、有名人やテレビ番組などでも特集が組まれることがあります。基礎知識である、債券と株式の違いについて説明していきます。
債券と株式の違いは?
債券と株式の違いは、大きく分けると以下5つの違いがあります。
- 発行元・発行目的が違う
- 利益に差がある
- リスクとリターンの大きさが違う
- 満期の有無が違う
- 金利が影響するか価格が影響するかが違う
債券もしくは株式の購入を考えている場合には、それぞれの違いや特徴を把握していないと損をしてしまったり、管理が大変になってしまったりします。
1つずつ掘り下げ、詳しく債券と株式の違いを見てみましょう。
発行元・発行目的が違う
債券と株式の違いは、発行元・発行目的が違うことです。
【債券】国や企業が資金を調達するために発行するもの(国=国債、企業=社債)
【株式】株式会社が資金を調達するために発行するもの
投資家が債券を買うと、国や企業にお金を貸すことになります。株式を買うと、その株式会社の「株主」となり、会社の利益の一部を得ることができます。
利益に差がある
債券と株式の違いは、利益に差があることです。
【債券】満期を迎えるまで定期的に利子を受け取れる
【株式】利子はつかず、譲渡益や配当金が主な利益である
債券を保有している間は決められた利子を受け取ることができ、満期に達すると元本が戻ってくるという仕組みです。
一方、株式が得られる利益は配当金や株主優待、譲渡益(株式を売却したときの利益)のみとなり、企業の成長に応じて利益率が変動します。
リスクとリターンの大きさが違う
債券と株式の違いは、リスクとリターンの大きさが違うことです。
【債券】リターン・リスクともに小さい
【株式】リターン・リスクともに大きい
債券は一定の金利を受け取ることができるほか、満期時には額面金額が償還されるメリットがあります。そのため債券価格は大きく変動せず、大きなリターンもリスクも少ないのが特徴です。
株式は企業の業績や景気動向によって株価が大きく変動します。長期的に見れば高いリターンが見込めますが、購入や売却のタイミングを見誤ると、大損をするリスクもあります。
満期の有無が違う
債券と株式の違いは、満期の有無が違うことです。
【債券】満期がある
【株式】満期がない
債券には満期があるので、途中で売却するには条件があったり、元本割れの可能性が高く推奨されなかったりします。
一方、株式は満期がないのでいつでも売却することができますが、満期がないので元本は保証されず、時期や価格によっては損をする可能性があります。
金利が影響するか価格が影響するか
債券と株式の違いは、金利が影響するか価格が影響するかです。
【債券】金利が上がると債券価格は比例して上がる
【株式】企業の業績や景気によって価格が変動する
債券は金利によって価格が変動しますが、満期があり元本が保証されていることから、比較的安全な投資だといわれています。しかし、国や会社が”債務不履行”になってしまうと、元本すらも返ってこないリスクがあります。
株式は企業の成長によって価格が変わる変動的なものなので、元本割れのリスクが高いとされています。
まとめ
債券と株式の違いについて解説しました。似ているようで実は大きく違う、債券と株式。投資をお考えの際には、債券と株式の違いを把握した上で賢い決断をすることが大切ですよ。お金に関する価値観やリスクとリターンの期待度によっても、どちらを購入すべきか違ってきます。hanshin-tigers.netで紹介されているプロ野球選手のような年収を稼ぐことは非常に難しいですが、賢く投資に成功するためにも、債券と株式の違いを知った上で挑戦してみてくださいね。